出演者・セッション
クロスチャネル時代のWebデザイン
スマートフォンの普及に伴い、モバイルファースト(スマホファースト)という言葉も一般化し、スマートフォンのUIデザインに関してのノウハウもだいぶ広まってきました。
しかしながら、いざPCサイト、スマホサイトを含めたコミュニケーション全体を考えたとき、どのように企画したらよいのか(どこから手を付ければよいのか)、複数のチャネルをどう扱ってよいかなどについて、迷ってしまうことも多いと思います。
このセッションでは、これからの新しいデザインのアプローチである「クロスチャネル」という考え方を軸に、どのようにデザインを考えていくべきかをお話しします。
長谷川 敦士(Ph.D.)(はせがわ・あつし)株式会社コンセント
株式会社コンセント(http://www.concentinc.jp/)
代表取締役/インフォメーションアーキテクト
1973年山形県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(Ph.D.)。素粒子物理学(ニュートリノ物理学)、認知科学(マルチエージェントシミュレーション)の分野を経てデザインの領域へ。伝えるためのデザインを実現する株式会社コンセントを率いる。
情報アーキテクチャ設計を専門分野としながら、Human Centered Designのプロセスを活かしサービスデザイン、ユーザー体験デザインを実践している。
著書に『IA100 ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計(BNN新社)』。武蔵野美術大学、多摩美術大学、産業技術大学院大学非常勤講師。
人間中心設計推進機構 理事、IA Institute会員。
- Twitter @ahaseg
Webデザインで考えておきたい色の話
Webデザインの中で配色が非常に重要で難しいものであるという声をよく聞きますが、主に印象を伝える手段としての色のことであり、Webデザイン初級者から中級者にかけては、視覚的に情報を伝達するためにも重要な手段であることや、ブランディングの要になることなどを忘れがちです。
このセッションでは、クライアントやエンドユーザーにとって有益であるような色を決める際に、考えておきたいイメージの明示・ユーザビリティ・アクセシビリティ・ブランディングなど少し広い視野を持って色を決めるための基本的な考え方を解説します。
坂本 邦夫(さかもと・くにお)カラー&Webデザイン フォルトゥナ
1973年、大阪府東大阪市生まれ。
関西大学文学部史学地理学科卒業。
2004年、色彩に関するノウハウをまとめたウェブサイト「基礎からわかるホームページの配色」を公開。以後、Web制作コンサルティングを主な業務としながら、書籍や雑誌などへの寄稿・セミナーなどで、ウェブにおける 色彩環境の向上を使命として活動。日本色彩学会正会員。
主な著書に
『ウェブ配色 決める! チカラ - 問題を解決する色彩とコミュニケーション』(ワークスコーポレーション)、『ウェブ配色 コーディネートカタログ』(技術評論社)など。
- Webサイト http://www.color-fortuna.com/
- Twitter @Kunio_Sakamoto
- Facebook http://www.facebook.com/KunioSakamoto
Webデザイナーのためのタイポグラフィと文字組版
フォントの選び方や文字間の調整ひとつで、キャッチコピーが与える印象や
伝える強さが変わるのは、グラフィックデザインだけでなく、Webでも同様です。
Webデザインでは軽視されがちなタイポグラフィやフォント、文字組版の基本とその実装方法について解説します。
鷹野 雅弘(たかの・まさひろ)株式会社スイッチ
Webサイトの構築やコンサルティングを中心に、WebやDTPに関しての講演やトレーニングのほか、書籍の企画や編集、スクールなどのカリキュラム開発も手がける。
2005年からCSS Niteを主宰。日本全国、および海外に展開し、300回を超える関連イベントを通し、のべ40,000名を超える方が参加している。
テクニカルライターとして20冊以上の著書を持ち、総販売数は14万部を超える。主な著書に『よくわかるDreamweaverの教科書』(共著、マイナビ)、企画編集を行った書籍に『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』(マイナビ)など。
Webデザインは、いったい、何を解決できるのか?!
〜 平面と映像、それを包括するWeb Art Directorの仕事 〜
Web業界、アートディレクターというと、最初からWebを生業とする人もいれば、グラフィック、広告からの流れの人、映像出身の人、プロダクトデザイン出身の人、その他コミュニケーション戦略における広い意味での意匠の責任、統括する人など、かなり幅広く様々な人がいます。
Webは誰もがご存知の通り、ユーザーインターフェースを通して、広告、プロモーション、ブランドビルディング、購買、娯楽、双方向コミュニケーションができるツールです。そして、Web施策は、全てに明確な目的があり、その解決方法も多種多様です。
本日は、表現方法や手法に絞って、グラフィックデザイナーでもない、映像ディレクターでもない、Web Art Directorの仕事についてお伝えしたいと思います。
中川 直樹(なかがわ・なおき)株式会社 アンティー・ファクトリー
株式会社 アンティー・ファクトリー(http://un-t.com/)
代表取締役 / アートディレクター
一般社団法人 JWSDA 会長
1969年浜松市生まれ。
ニューヨーク州立大学 Fashion Institute of Tecnology
(F.I.T) 広告デザイン学科卒業。
NYにてWebデザイン、グラフィックデザインに従事。帰国後1997年、アンティー・デザインを設立。日本Webソリューションデザイン協会(JWSDA)会長。デジタルハリウッドなどで講師を務めるほか、各地で講演を行う。実績は、三菱電機、資生堂、S&B食品、日産自動車、バドワイザー、Sony Ericsson、コカ・コーラ、フジテレビ、アルファロメオ、VOGUE他多数。シャンパーニュと葉巻と旧車好き。
- Twitter @nakagawan
- Webサイト http://un-t.com/
- JWSDA http://www.jwsda.jp/