出演者・セッション

【基調講演】ECよ、今こそ 八百屋さんの商いに学べ
〜過渡期に突入した イーコマースで生き残るために最低限 必要な6つのこと〜

「出せば売れた」という成長期時代が終わり、成熟期(中小企業にとっては衰退期)に突入した eコマース(EC)の現在の状況や今後の予測などを再確認しながら「EC過当競争を生き抜くためには、何が大事なのだろうか?」ということを紐解いていきます。

とくに近年はAmazonに代表される世界的ECプラットフォームや、大企業のEC参入により中小のEC店舗の撤退や衰退が始まっています。

そもそもECは、小売業の販売の一形態であり、小売業という点では実店舗と同じです。

1990年代に実店舗の小売業界に訪れた「大規模小売店舗に対する規制緩和」と、それに伴う「市街地の小規模小売店舗の衰退」に状況が酷似しており、「今でも生き残っている街の小さな小売店」には、たくさんのヒントが隠されています。

今回は「街の八百屋さん」が生き残っている秘訣について、ECでも参考にすべきポイントを中心にお話しします。

また「商品力」「認知力」「集客力」「表現力」「接客販売力」「店舗運営力」などさまざまある中で、ECは何に着目すべきか? ということについて 後の登壇者のイントロ的なお話しをします。

吉村 正裕(よしむら・まさひろ) 株式会社サイバー・アシスト

株式会社サイバー・アシスト 代表取締役社長
株式会社ハイフィット 代表取締役社長
吉村酒造株式会社 取締役会長
社団法人イーコマース事業協会 理事長

京都 伏見の酒造会社で1997年にECを開始。通販部門を立ち上げ 月商3000万円を達成。同社の社長を引退後、ネットショップ運営や、中小企業のBtoBサイト(特に生産財メーカーや資本財メーカー)のWeb設計や運用に関するコンサルティングを行っており、支援実績は400社を超える。

また、日本で唯一の”ネットショップの家庭教師”として、全国各地で「ECセミナー」の講師を務めるほか「マーケティングセミナー」「ブランド構築セミナー」「老舗の経営手法」の講師として登壇。

現在、独立行政法人 中小企業基盤整備機構の販路開拓支援アドバイザー、同 近畿本部の経営支援アドバイザーを務めるほか、2018年からは日本最大のEC団体である社団法人イーコマース事業協会の第8代 理事長を務める。

商品とデザインの関係性
〜デザインを考える前にすべき商品力のアップ〜

小売業(EC含む)は商品とお客様を繋ぐもの。
だからこそ小売業に関わる人は<お客様>と<商品>のことを知っていないといけません。 知らずにデザインできないはずです。
一番人間臭いところでもあり、携わる人の人間力も試されるところです。

では商品とは何でしょうか?
それぞれの商品ごとに役割があります。
また商品力は価格と価値のバランスで決まります。
価値を伝えるためのデザインとは何なのか。
付加的価値だけではなく、本質的価値にアプローチできるのか。
ここを掘り下げます。

また予算とデザインの連動、客層とサイト設計の連動など、より本質的な視点からのデザインの提案はどうあるべきか。
最終的にはどうしたら商品が売れるのか、商品力が上がるのか、ということを提案できるようになることで、経営に近付けます。

ECは結果のすべてが数字に出ます。数字で語るデザイナーになり、より経営に近い視点からデザインをする。
そうなるとパートナー以上の存在としてのデザイナーになれます。

村田 光俊(むらた・みつとし) 株式会社プリンシプル

株式会社プリンシプル 代表取締役
中小機構 販路開拓支援アドバイザー

神戸元町拠点の株式会社プリンシプル代表取締役をつとめ、前職の船井総研時代はECとWEB集客のコンサルティングに従事しWEBコンサルティングチームのチームリーダーとして活躍。「各業種の中小企業のEC事業者様を日本一のネットショップにする」というテーマで多くの日本一のネットショップの立上げ&業績アップに携わる。

その後、フリースピリッツというメンズの革小物と鞄を中心としたセレクトショップを実店舗(神戸に2店舗)、国内ECサイト、越境ECという三本の矢を立上げ、越境ECでは2014年7月から取組みを始めて売上げ比率20%となる。国内外のサイト制作や経営計画の策定、リサーチ、プロモーション、配送まで全て自分たちで取組み、ノウハウを構築中。実業とコンサルティングの両方が出来る「実務型コンサルティング」を展開する。

『熟考』:今と未来と、売上とブランディング
〜EC担当者っていうサラリーマンの話〜

ブランディングって何?
小手先のテクニックで日銭稼ぐのも大切ですが、そんな戦略の自転車操業のお仕事って誰のためのものですか?! またそれが誰のために大切なのですか?! 誰のための商いなのですか?! 売上至上主義から、「未来の売上の作り方」改め「未来の売上の考え方」をずっと考えているECの現場のリアル。すべての理由をお客様を通して考えるということ。

神戸フランツという媒体を通した
「独自ドメイン&モール」
「ブランディング」
「戦略と思考とその意味」
「SNSの運用」
担当者という立場から自ら考え、自ら作り出すということ。誰がいうかに惑わされず、なにをいうかを自ら考える・ジャッジする為の頭の柔軟体操。

How toなお話やテクニック論は一切しません。そこではなく、ECを運用するうえで何が一番大事だと思って運用しているのか。その戦略に隠された (何を考え、何を思ったのか)をフランツのフィルターを通してお話しします。

神戸フランツというお菓子屋さんのEC担当者が今伝えたい思考の世界へようこそ。

ナカバヤシ シンタロウ フランツ株式会社

フランツ株式会社 EC事業部責任者

1981年三重県生まれ、台湾育ち、神戸在住。
大阪の学校でネットワークエンジニアになる為の学科に属していたが、プログラマーを生涯続けるのは自分には合わないと思い、webデザインとFlashを勉強する。
履歴書が関西在住だから面接さえ受けさせてもらえないと思い込み、卒業式翌日に発作的に鞄1つで単身上京。無事web制作会社に入社。芸能プロダクション・テレビ局等のサイトをミーティングから納品まで経験。その後フリーランスとしてwebサイト等のデザインを手掛ける傍ら、チームでインディーズブランドを立ち上げて、その当時SNSで販売をする。
息を吸うだけでもお金がかかるので、27歳で東京・調布を去り神戸に戻る。

その後、とある目的の為にお金を貯める名目で【神戸フランツ】にアルバイトとして入社。1年後には辞めるつもりが社員になりecの運営を全て任される。その1年後にはバラバラで運営していたデザインとCSを統括しEC事業部責任者となり、現在は業務外の業務をひとりで勝手にこなし今も気ままに生きています。

EC事業者が自滅しないために必要な業務カイゼン
〜ウェブ制作者だった私がサイトを作らずに利益を増やした話〜

「商品力を高めたい」
「ブランディングやSNS運用に力を入れたい」
「ウェブサイトのコンテンツを増やしたい」
「たくさんのモールに出店したい」

EC事業者は売上を伸ばすために、そうしたさまざまな施策を考え、みんなで話し合い、取り組もうとします。しかし蓋を開けてみれば、誰もが日々のルーチンワークや雑務に追われ、残業までしているのにいつまで経っても新しい施策に時間がとれず何も進んでいない…そんな経験はありませんか?
当然、売上も上がらないし、スタッフも仕事にやりがいを感じられず疲弊していくばかり。まさに、自滅への道を突き進んでいます。

そうならないために、今あらためて業務カイゼンについて考えるべきではないでしょうか? 現行業務のムダ・ムリ・ムラは減らし、売上を伸ばすための施策に取り組む時間を作り出していく。それこそが業務カイゼンの目的です。
便利なツールや事例も紹介しつつ、そんな業務カイゼンについてお話しします。

TD(てぃーでぃー) フリーランス

1986年、兵庫県淡路島生まれ。大手電機メーカーの品質保証部門、CS部門にて液晶テレビなどの開発に従事したのち、未経験のweb開発・EC業界へ転身。2012年に、訪日外国人向けのSIMカード販売・WiFiルーターレンタル事業を行う会社を共同創業し、本格的にECを開始する。その後も、オリジナルTシャツや名前入りギフトなどのオーダーメイド商品を扱う会社で国内向けECに携わるなど、これまではずっとインハウスでECに取り組んできた。

そうした経験から、事業者が業務上の無駄をなくして生産性を高めることの大切さを痛感し、2018年からフリーランスの業務ハッカーとして独立。現行業務の問題点を発見し、解決のためにITツールやクラウドサービスを活用してシステム化を行い、業務カイゼン・効率化を実現することを得意としている。

生存競争に生き残るための
「EC事業者×ウェブ制作者」という思考と志向

技術の進化に伴い、昨今さまざまな革新的なツール、効率を上げるツールが登場しています。
制作の手間賃の積み上げしかできていない現状、今後どのように対応していくべきか? 
将来もこのビジネスを続けていけるか?
と心配しているウェブ制作業者の方は多いと思います。

また、売るためのルーティーンで精一杯になっている、Amazonや大手の台頭に恐怖を感じながらも、消費者の嗜好や買い物方法など市場の変化や技術の進化などに関する情報収集も対応もできていない…売上が伸び悩み、将来もこのビジネスを続けていけるか?と心配し、短絡的に「売るためのテクニック」に傾倒してしまっているEC事業者の方も多いと思います。

ウェブ制作業者とEC事業者、それぞれが課題を抱えていますが、思考と志向をシフトし、これまであまり交わることがなかったウェブ制作業者とEC事業者が組むことで、実はそれぞれが抱える課題を解決できるのです。

今回は、ウェブ制作業者とEC事業者が組むことで、それぞれが抱えている課題をいかに解決できるか? 両者が組むことで得られるメリットとは何か?についてお話し、ディスカッションへとつなげていきます。

大月 茂樹(おおつき・しげき)ニイハチヨンサン

ニイハチヨンサン 代表/デザイナー

システム開発会社にて主に官公庁向けのシステム開発やサーバー構築、ウェブ制作会社にてFlashコンテンツ制作を中心としたウェブサイト構築の経験を積んだのち、一般企業でのECサイト運営や各種制作業務を経て、2010年に独立。

現在は、拠点である岡山の中小企業・小規模事業者におけるウェブ活用の支援を目的としたコンサルティングを中心に、ウェブサイト構築・インターネット広告運用代行・SNS活用支援・印刷物デザイン・業務システム開発などに携わる傍ら、公的支援団体やEC事業者団体などでの講演活動を各地で行っている。

KDDIウェブコミュニケーションズ CPIエバンジェリスト、中小企業庁 中小企業・小規模事業者ワンストップ総合支援事業派遣専門家、独立行政法人中小企業基盤整備機構近畿本部 販路開拓支援アドバイザー、岡山県商工会連合会 登録派遣専門家。元 倉敷芸術科学大学芸術学部デザイン芸術学科 非常勤講師。
著書に『マルチデバイス時代のWebデザインガイドブック』(共著、ソシム)。


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