出演者・セッション
レスポンシブWebデザインのWhyとHow
レスポンシブWebデザイン(以下RWD)という言葉自体は今やWeb制作の現場においては「当たり前」の存在かもしれません。ただし、地方の現場や受託制作の現場において半ばなし崩し的にレスポンシブWebデザインでの制作に入っているという例も時折目にすることも、実際に携わることもあります。
そういった状況において助けになるのは、「なぜRWDなのか?(Why)」や「どうやってRWDを実装するか?(How)」に対する知識と理解です。
このセッションはRWDの基本的な概念から、現状での普及度合い、取り巻く環境、基本的な実装方法などを解説することで、これから実装に限らずRWDの実装に携わる人や、RWDの案件に対して不安のある人達の疑問を解消します。
レスポンシブWebデザインでのUI実装
レスポンシブWebデザインを実装している時に、なにかと問題になりやすいのが動きのあるUIです。確かにPCだけを対象にしていた時と同じようには行かないものですが、だからといって簡単に妥協するわけにも行きません。
このセッションでは、CSSやJavaScriptを用いたUI実装の具体的な解説を行いつつ、スマートフォンやタブレット、PCで共有できるUI実装のポイントを時間の許すかぎり紹介していきます。
前川 昌幸(まえかわ・まさゆき)イー・ネットワークス
マークアップ/フロントエンド/サーバサイドエンジニア
CPI エバンジェリスト
岡山県在住。小売店、飲食業を経て2000年よりWeb制作に従事し、2014年7月からイー・ネットワークスに所属。職域はサーバーセットアップ・保守、サーバーサイドプログラミング、マークアップ、フロントエンドエンジニアリング、プロジェクトマネージャー、企画、ディレクションなど。
業務外の活動として、セミナーイベント・勉強会への登壇、書籍の執筆・寄稿など執筆活動、技術系ドキュメントの翻訳などを行う。okayama-js主宰。2012年/2014年okawebアワードグランプリを受賞。en-ja ossメンバー。CPI エバンジェリスト。
主な書籍として、『レスポンシブWebデザイン入門~モバイルファーストの考え方からのアプローチ』(技術評論社)、『現場のプロが教えるWeb制作の最新常識』(MdN、共著)、『Web制作者のためのSublime Textの教科書』(インプレス、共著)など。
レスポンシブWebデザインにおける画像最適化のヒント
複雑化する制作現場において、RWDでの画像の扱いは悩みの種のひとつではないでしょうか。
さまざまなデバイスや通信環境を始め、その使われ方まで考慮しなければならず、かといってすべての場面で使えるような画一的な手法があるわけではありません。
このセッションでは、Webで扱えるグラフィックの特徴を踏まえながら、RWDにおける画像の扱いにおいてより良い解を見つけるためのヒントをお伝えします。
窪木 博士(くぼき・ひろし)
インハウスデザイナー
パッケージ・グラフィック(DTP)デザインを経て、現在は地元岡山のSIerにてウェブやエンタープライズ系システムのUIデザインに従事。
業務では、設計やグラフィック・マークアップから広報なども担当。プライベートで、セミナーの主催やスピーカーをはじめSketchプラグインの開発といった活動を行っている。
著書として『プロとして恥ずかしくない 新・WEBデザインの大原則』(共著、エムディエヌコーポレーション)や『Web制作者のためのIllustrator&ベクターデータの教科書 マルチデバイス時代に知っておくべき新・グラフィック作成術』(共著、インプレス)のほか、Sketch 3の基本的な操作を解説した電子書籍『Sketch 3の基本。』を個人でリリース。岡山のコミュニティ「岡山WEBクリエイターズ」が選出しているokawebアワード2013ではグランプリ受賞。